映画『デビルマン』(2004)を最近初めて見たのですが、まあ酷評どおりかなあと思いました。映画がとても長く感じます。
頑張って見たら何か得られるだろうと思い、最後まで視聴しました。そしたら、あれ、この子役どこかで。。。
染谷将太が出てるじゃないですか。この頃から才能見せていたんですね。
でも、私が興味があるのはやはり変身シーンのみでした。
変身シーンで大きな翼が広がったり畳まれたりしますが、今回は折り畳みコマンドfoldです。
foldコマンドで行を指定位置で改行してみましょう。 元になるテキストは下のようにseqで作っておきます。
~$ seq 51 100 | pr -t5J | tee sample.txt 51 61 71 81 91 52 62 72 82 92 53 63 73 83 93 54 64 74 84 94 55 65 75 85 95 56 66 76 86 96 57 67 77 87 97 58 68 78 88 98 59 69 79 89 99 60 70 80 90 100 ~$
今作ったsample.txtの桁数を求めてみます。100のある行の桁数が一番長く、それ以外は-1桁ですね。
100のある行の桁数は、最大桁数を求めれば良いので、wc -Lを使います。
~$ wc -L sample.txt 35 sample.txt
35桁です。
では、foldコマンドで35桁を指定して改行してみます。当然桁数以内ですので、追加で改行されません。
~$ fold -w35 sample.txt 51 61 71 81 91 52 62 72 82 92 53 63 73 83 93 54 64 74 84 94 55 65 75 85 95 56 66 76 86 96 57 67 77 87 97 58 68 78 88 98 59 69 79 89 99 60 70 80 90 100 ~$
では34桁を指定します。予想では100の間に改行が入り、10と0で別れますね。
~$ fold -w34 sample.txt 51 61 71 81 91 52 62 72 82 92 53 63 73 83 93 54 64 74 84 94 55 65 75 85 95 56 66 76 86 96 57 67 77 87 97 58 68 78 88 98 59 69 79 89 99 60 70 80 90 10 0 ~$
予想通りでした。foldコマンドはたったこれだけのコマンドです。
-w以外のオプションとしては、-bで、こちらはByte指定です。
タブも1Byteとして数えます。3Byteを指定すると、
~$ fold -b3 sample.txt 51 61 71 81 91 52 62 72 82 92 53 63 73 83 93 54 64 74 84 94 55 65 75 85 95 56 66 76 86 96 57 67 77 87 97 58 68 78 88 98 59 69 79 89 99 60 70 80 90 100 ~$
9Byteを指定してみます。
~$ fold -b9 sample.txt 51 61 71 81 91 52 62 72 82 92 53 63 73 83 93 54 64 74 84 94 55 65 75 85 95 56 66 76 86 96 57 67 77 87 97 58 68 78 88 98 59 69 79 89 99 60 70 80 90 100 ~$
ああ、口直しに他の映画を見なければ。
コメント
[…] Linuxのmanの和訳ですが、邦題タイトルのように、直接的じゃないなあと思うことがよくあります。「foldコマンド」で使ったfoldのmanにも、説明が良く分からないオプションがありました。 […]