アニメ『アンゴルモア元寇合戦記』
対馬へ流罪となった迅三郎たち強者たちが、蒙古、高麗の大軍勢と戦うってお話ですが、実に面白いです。今期で一番、放送日が待ち遠しいです。迅三郎の武芸もカッコいいのですが、采配にしびれます。休むところ、力の入れる所を知ってる、下々の名前を一発で覚える、言葉でモチベーションを高める。やはりリーダーって、迅三郎のように、皆に伝わる言葉を持ってないといけないと思うんです。輝日姫との関係も気になるところで、もう本当に次回放送が待ち遠しいです。漫画は見ていないのですが、ぜひ映画化もしてほしい。
20年ぐらい前に、とあるプロジェクトで、サーバーの空き容量不足で、ファイル削除依頼が出てから、削除されるのに数日を要するってことがありました。(削除するのにバックアップをRS232Cでやっていたようで)
削除依頼を出すのにも、作業工数がかかるし、消す方も消す方で工数発生するので、誰も面白くない仕事です。
こんなの、システム管理者の範疇だと思うんですよね。容量制限すればいいだけの話。
で、優れたプロマネだったら、容量制限できるぐらいの知識はあるので、システム管理者に設定して、って言うだけ。細かい仕事を自動化(指示)できないプロマネって、結局無知なんですよね。迅三郎を見倣ってほしい。
まあ、昔の話なので、今はこんな話まったく聞かなくなりました。
今回は、quotaで、ユーザに書き込み制限してみます。
手軽に確認するため、ファイルをmkfsして、loopデバイス使います。
takk@deb9:~/tmp$ ls takk@deb9:~/tmp$ su - root@deb9:~# ls root@deb9:~# truncate -s100M a.bin
mkfsでext3ファイルシステムでフォーマット。
root@deb9:~# mkfs -t ext3 a.bin mke2fs 1.43.4 (31-Jan-2017) Discarding device blocks: done Creating filesystem with 102400 1k blocks and 25688 inodes Filesystem UUID: 851bc704-a993-4c65-802f-a769c5f4b31f Superblock backups stored on blocks: 8193, 24577, 40961, 57345, 73729 Allocating group tables: done Writing inode tables: done Creating journal (4096 blocks): done Writing superblocks and filesystem accounting information: done root@deb9:~#
マウントします。
root@deb9:~# mount -o loop -t ext3 a.bin /home/takk/tmp root@deb9:~#
中身を見てみましょう。lost+foundができてますね。
root@deb9:~# ls !$ ls /home/takk/tmp lost+found root@deb9:~#
このままではユーザが書き込めないので、chmod。
root@deb9:~# chmod 777 !$ chmod 777 /home/takk/tmp root@deb9:~#
次に、quotaを有効にするため、usrquotaを指定して、再mount。
root@deb9:~# mount -o remount,usrquota !$ mount -o remount,usrquota /home/takk/tmp root@deb9:~#
quotacheckでquota用のデータベースを作成します。
root@deb9:~# quotacheck !$ quotacheck /home/takk/tmp root@deb9:~#
lsで生成されたものを確認。
root@deb9:~# ls !$ ls /home/takk/tmp aquota.user lost+found root@deb9:~#
では、quotaを有効にします。
root@deb9:~# quotaon !$ quotaon /home/takk/tmp root@deb9:~#
最後に、edquotaで、ユーザを指定して、制限する数値を記入します。
edquota ユーザ名を実行すると、Vimが起動して以下のテキストが現れます。
root@deb9:~# edquota takk Disk quotas for user takk (uid 1000): Filesystem blocks soft hard inodes soft hard /dev/loop0 0 0 0 0 0 0
今回、ユーザtakkには、/home/takk/tmp配下には、1ファイルしか書けない設定をします。
hardの列を、1に設定して、Vimを保存して終了。
Disk quotas for user takk (uid 1000): Filesystem blocks soft hard inodes soft hard /dev/loop0 0 0 0 0 0 1
さて、quotaの設定はできたので、takkにsuします。
root@deb9:~# su - takk takk@deb9:~$ cd tmp takk@deb9:~/tmp$
/home/takk/tmpの中は、rootが作ったこの2つのファイルだけです。
takk@deb9:~/tmp$ ls aquota.user lost+found takk@deb9:~/tmp$
ユーザtakkが、ファイルa生成してみます。1つはファイルが書けるはずです。
takk@deb9:~/tmp$ touch a takk@deb9:~/tmp$
成功しました。
次に、もう一つファイルを生成。
takk@deb9:~/tmp$ touch b loop0: write failed, user file limit reached. touch: 'b' に touch できません: ディスク使用量制限を超過しました takk@deb9:~/tmp$
quotaで指定したファイル数しかかけないようにしているので、touchできませんでしたね。
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