テキストの閲覧方法はいろいろあります。
~$ seq 100 | vim -
~$ seq 100 | more
~$ seq 100 | less
編集する場合は迷わずVimを使いますが(Vimmerなら)、編集の必要がない場合、私はあえてlessを使います。
その理由はless操作のためのキー配列にあります。
上図のように、eキーで1行下へ、fキーで1ページ1下へ、wキーで1ページ上へスクロールできます。
つまり左手だけで、テキストの閲覧ができるわけです。
Vimによるテキスト編集の生産性の高さはよく理解していますが、Vimを使い続けているとどうしても右手が疲れてきます。移動キーが右手に集まっているからです。
まず移動の主軸となるjkhl。
/検索の再検索となるn(N)キー。
行の先頭へ移動する0キーや^キー。
関数の頭出しのための[]キー。
直接行番号入力するための:(コロン)、数字、Enterキー。
ジャンプリストの移動キー(Ctrl-i、Ctrl-o)
複雑な移動をする時のキーボードマクロ実行キー(@)
移動キーの必要のない超上級Vimmerでもなければ、右手の酷使は必然です。
ですので、テキスト閲覧の時ぐらい、キーボードから右手を離して、左手を使ってあげましょう。
ではlessコマンドのキー配列続きです。
gキーは、vimと同じくファイルの先頭や末尾に移動できますが、先頭に移動する場合、vimではggとするところを、lessはg一発で移動できます。
Shift-gキーは、ファイル末尾への移動です。
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