ドラマ『ボク、運命の人です。』
運命の人や物って確かに存在する気がします。
そういう存在を見つけると、内から沸き立つ衝動で行動してしまいます。 本の衝動買いが多いのはそのせいかもしれません。
コマンドラインに運命を感じている私ですが、自分のモチベーションチェックのため、ごくまれに、しばらくの間コンピュータに触らない実験をします。
そうすると、どうなるかというと、四六時中コマンドのことを考えてしまうんです。好きで好きでしょうがないんでしょうねえ。我ながら笑えます。
今回はwhoコマンドです。
whoコマンドのオプションは、たくさんあるのですが、とても覚えにくいです。
man whoの表示はこのようになっています。
名前
who - 誰がログインしているかを表示する
書式
who [OPTION]... [ FILE | ARG1 ARG2 ]
説明
現在ログインしているユーザに関する情報を表示します。
-a, --all -b -d --login -p -r -t -T -u と同じ
-b, --boot
最後にシステムが起動した時刻
-d, --dead
終了したプロセスを表示
-H, --heading
ヘッダ行を表示
-l, --login
システムのログインプロセスを表示する
--lookup
正式なホスト名を DNS から取得するように試みる
-m 標準入力に関連づけられたホスト名とユーザのみを表示する
-p, --process
init によって起動されたアクティブプロセスを表示する
-q, --count
ログイン中のユーザのログイン名とユーザ数
-r, --runlevel
現在のランレベルを表示
-s, --short
名前, 行および時間のみを表示 (標準)
-t, --time
最後にシステムの時刻が変更された時刻を表示
-T, -w, --mesg
ユーザのメッセージ状態を +, - または ? で追記
-u, --users
ログイン中のユーザを一覧
--message -T と同じ
--writable -T と同じ
--help
この使い方を表示して終了する
--version
バージョン情報を表示して終了する
ファイルが指定されない場合は, /var/run/utmp を使用する。 ファイルとして
/var/log/wtmp を使うのが一般的である。 ARG1 ARG2 が指定されると, -m が
仮定されます。 通常は ARG1 ARG2 に 'am i' または 'mom likes' を指定する
のが普通です。
GNU coreutils のオンラインヘルプ:
<http://www.gnu.org/software/coreutils/> who の翻訳に関するバグは
<http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 完全
な文書を参照する場合は info coreutils 'who invocation' を実行してくださ
い。
作者
作者 Joseph Arceneaux、 David MacKenzie、および Michael Stone。
著作権
Copyright © 2013 Free Software Foundation, Inc. ライセンス GPLv3+: GNU
GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
This is free software: you are free to change and redistribute it.
There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
関連項目
who の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
info および who のプログラムが正しくインストールされているならば、コマ
ンド
info who
を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。
さて、これらのオプションを整理してみます。
-aは他オプションを多く含んでいるので、覚えるべき必須オプションかと思います。
-a, --all -b -d --login -p -r -t -T -u と同じ
以下は、-aに含まれているので、-aさえ覚えていれば良いでしょう。
-b, --boot -d, --dead -l, --login -p, --process -r, --runlevel -t, --time -T, -w, --mesg -u, --users --message -T と同じ --writable -T と同じ
あと、whoの引数なしの場合は、-sと同一なので-sも覚える必要がありません。
takk@deb8:~$ who takk :0 2017-05-13 20:51 (:0) takk pts/0 2017-05-13 20:52 (:0.0) takk pts/1 2017-05-13 20:53 (:0.0) takk@deb8:~$ who -s takk :0 2017-05-13 20:51 (:0) takk pts/0 2017-05-13 20:52 (:0.0) takk pts/1 2017-05-13 20:53 (:0.0) takk@deb8:~$
残ったオプションを実行して確認してみましょう。
-H, –heading オプション
takk@deb8:~$ who -H 名前 端末 時間 コメント takk :0 2017-05-13 20:51 (:0) takk pts/0 2017-05-13 20:52 (:0.0) takk pts/1 2017-05-13 20:53 (:0.0) takk@deb8:~$
–lookup オプション
takk@deb8:~$ who --lookup takk :0 2017-05-13 20:51 (:0) takk pts/0 2017-05-13 20:52 (:0.0) takk pts/1 2017-05-13 20:53 (:0.0) takk@deb8:~$
-m オプション
takk@deb8:~$ who -m takk pts/1 2017-05-13 20:53 (:0.0) takk@deb8:~$
-q, –count オプション
takk@deb8:~$ who -q takk takk takk ユーザ数=3 takk@deb8:~$
–help –versionオプションは、他のコマンドと同様なので省略します。


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