https://www.youtube.com/watch?v=s6TUUmQ-uAg
ドラマ『奥様は、取り扱い注意』
特殊工作員の奥様が、町内に起こる難問題を解決します。勧善懲悪ものです。見ていてスカッとします。奥様役は、綾瀬はるか。精霊の守り人で本格アクション見てからでしょうか。美人というより先にカッコイイと思ってしまいます。西島秀俊が夫役で出ていますが、絶対強いです。すごく雰囲気出てます。取り扱い注意はきっと夫の方です。正体が暴かれるのが楽しみ、楽しみ。
今回はドラマのタイトルから取り扱い注意、ということで、取り扱い注意コマンドを探してみたいと思います。
軽快にLinuxを使っていると、コマンドを間違えて入力してしまい、危うくファイルを消してしまった、なんてことが良くあります。消してしまったファイルに限ってバージョン管理してなかったりするものなので、普段から気をつけておきたいです。Linuxで取り扱い注意のコマンドを探していきますが、簡単なキー操作、文字数の少ないコマンドからチェックしていきます。ちなみに、Linuxで使えるコマンドは、Unixから使われてきたコマンドがほとんどですが、偶然なのかは不明ですが、文字数が少ないコマンドになるほど管理で重要なコマンドになってます。/binと/sbinにあるコマンド群から、2文字のコマンドを抽出してみます。
takk@deb9:~$ ls -1 /bin /sbin | sed -ne '/^..$/p' cp dd df ip ln ls mt mv nc ps rm sh ss su ip iw tc takk@deb9:~$
ほとんど知ってるコマンドが表示されるだろうと期待していましたが、見慣れないコマンドがありますねえ。mtコマンドって何でしょう。危ないコマンドでしょうか。
困った時は、manコマンドです。 man mtしてみます。
MT(1) General Commands Manual MT(1) 名前 mt - 磁気テープドライブの操作を制御する 書式 mt [-V] [-f device] [--file=device] [--rsh-command=command] [--version] operation [count] 説明 このマニュアルページは GNU 版の mt について説明している。 mt はテープドライブに対して、指示された操作 operation を行う。 こ の操作は、以下に列挙されているテープ操作のうちのいずれかでなければならない。 デフォルトで操作対象となるテープデバイスは、 mt がコンパイルされる際にファイル /usr/include/sys/mtio.h から取得される。環境 変数 TAPE でデバイスファイル名を指定したり、コマンドラインオプション (下記参照) を使うことで、これを変更することができる。コ マンドラインオプションは環境変数より優先される。
磁気テープですか。使う機会はほぼないでしょうね。ひと昔前なら取り扱い注意なコマンドだったかもしれません。 さきほど抽出した2文字コマンドの中で取り扱い注意と言えるのは、rmぐらいかなと思います。rmは、誰もが注意するコマンドでしょうから、まあ大丈夫ですね。
次は、/usr/binと/usr/sbinも見ていきます。
takk@deb9:~$ ls -1 /usr/bin /usr/sbin | sed -ne '/^..$/p' 7z ab ar as at cc du ex gs hd id ld lp lv mc nl nm od pg pr rb ri rx rz sb sg sx sz tr ul vi wc wn xz takk@deb9:~$
文字数が少ないコマンドは、つい勝手に手が動いてしまって、無意識に実行してしまう場合も考えられますが、まちがって入力して、ファイルを破壊するようなことをするコマンドはあるでしょうか。
7zあたりは圧縮伸張するので、破壊を招くかもしれませんが、サブオプションがあって単純には使えないので、気にしなくてもよさそうです。
同じ圧縮伸長でもxzが取り扱い注意かと思います。普通に引数をつけて使うと破壊的圧縮してしまいます。
takk@deb9:~$ echo AAAAA > aa.txt takk@deb9:~$ xz aa.txt takk@deb9:~$ ls aa.txt.xz takk@deb9:~$
このように元のファイルが消されてしまうので、消されてしまうので取り扱い注意です。
その他では、viコマンドやexコマンドあたりぐらいでしょうか。viやexはエディタなので、ファイルは消さないでしょうけど、終了の仕方が分からなる危険があります。
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