他ユーザがロック中のファイルは、チェックアウトできないことを確認します。
確認用に/tmpの下を使うことにします。
takk@deb9:~$ ls -ld /tmp drwxrwxrwt 14 root root 4096 10月 11 21:09 /tmp takk@deb9:~$
共通ディレクトリを作り、RCSディレクトリを準備。
takk@deb9:~$ mkdir /tmp/test takk@deb9:~$ cd /tmp/test takk@deb9:/tmp/test$ ls takk@deb9:/tmp/test$ mkdir RCS takk@deb9:/tmp/test$
適当にファイルを作ります。
takk@deb9:/tmp/test$ cat file1.c HELLO 1 takk@deb9:/tmp/test$ rcs -i file1.c RCS file: RCS/file1.c,v enter description, terminated with single '.' or end of file: NOTE: This is NOT the log message! >> new file >> . done takk@deb9:/tmp/test$
それをチェックイン。
takk@deb9:/tmp/test$ ci file1.c RCS/file1.c,v <-- file1.c initial revision: 1.1 done takk@deb9:/tmp/test$
RCSディレクトリだけになりました。
takk@deb9:/tmp/test$ ls RCS takk@deb9:/tmp/test$
グループに書き込み権限を与えます。
takk@deb9:/tmp/test$ ls -ld RCS drwxr-xr-x 2 takk takk 4096 10月 11 21:27 RCS takk@deb9:/tmp/test$ chmod 775 RCS takk@deb9:/tmp/test$
書き込み可能になりました。
takk@deb9:/tmp/test$ ls -ld RCS drwxrwxr-x 2 takk takk 4096 10月 11 21:27 RCS takk@deb9:/tmp/test$
グループを同じにして新ユーザを作ります。
takk@deb9:/tmp/test$ sudo useradd -g takk takk2 takk@deb9:/tmp/test$
忘れてましたが、ワーク用のディレクトリもグループで書き込めるようにしておきます。
takk@deb9:/tmp/test$ chmod 775 /tmp/test takk@deb9:/tmp/test$
新ユーザtakk2のパスワードを設定したら、ユーザ切替。
takk@deb9:/tmp/test$ sudo passwd takk2 新しい UNIX パスワードを入力してください: 新しい UNIX パスワードを再入力してください: passwd: パスワードは正しく更新されました takk@deb9:/tmp/test$ su - takk2 パスワード: ディレクトリがありません。HOME=/ としてログインします $ cd /tmp/test $
さて、takk2でファイルをチェックアウトしましょう。
$ pwd /tmp/test $ co -l file1.c RCS/file1.c,v --> file1.c revision 1.1 (locked) done $ rm file1.c $
チェックアウトしたらファイルは削除します。
元のユーザに戻って、チェックアウトを試みます。
$ exit takk@deb9:/tmp/test$ co -l file1.c RCS/file1.c,v --> file1.c co: RCS/file1.c,v: Revision 1.1 is already locked by takk2. takk@deb9:/tmp/test$ ls RCS takk@deb9:/tmp/test$
takk2によりファイルがロックされているので、チェックアウトできませんでした。
他ユーザによるロックの確認ができましたね。
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