Emacsを覚えると悟りが開けるんじゃないかと思っている一番の理由が、EmacsにLispが組み込まれているという点です。私はLispを知らないわけではないのですが、自由にプログラミングできるかと言えば、まったくできない、と言ってもいいレベルです。
英語が話せるようになりたいけど、英語の勉強をしない人の理屈と同じで、Lispで自由にプログラミングしたいけど、Lispでプログラミングする必要性を感じない、ってのがLispをものにできない原因だと思います。
Lispが使えない自分を克服するため、Emacsを普段使いのテキストエディタにしてしまい、無理やりLispと触れ合う環境を作っていこうと思います。今日からLispは友達です。
では、テキスト整形するコマンドを探します。テキストを反転する(tac)のようなコマンドがあると思いますので、当てずっぽうですが、reverseで検索しましょう。C-a reverse(Ctrl + a、reverse入力してEnter)。
reverseでいろいろ見つかりました。reverseそのものはありませんでしたが、reverse-regionってのがありますね。説明を読むと、まさに探していたtacみたいなもののようです。
reverse-regionをマウスでクリック。sort.elというファイルにあるようです。
まずは使ってみましょう。適当に1~6を並べました。
適当に複数行を選択して、M-x reverse-region (Alt + x、reverse-regionでEnter)
選択部分が上限反転されました。しかも、別ウィンドウに出力されるでもなく、選択部分がフィルタリングされた形です。これです。求めていたものです。
さきほどsort.elにあることは分かりましたので、ソースを見てみます。sort.elにあるreverse-regionでgrepします。
takk@deb9:~/tmp$ zcat /usr/share/emacs/24.5/lisp/sort.el.gz | grep reverse-region -A30 (defun reverse-region (beg end) "Reverse the order of lines in a region. From a program takes two point or marker arguments, BEG and END." (interactive "r") (if (> beg end) (let (mid) (setq mid end end beg beg mid))) (save-excursion ;; put beg at the start of a line and end and the end of one -- ;; the largest possible region which fits this criteria (goto-char beg) (or (bolp) (forward-line 1)) (setq beg (point)) (goto-char end) ;; the test for bolp is for those times when end is on an empty line; ;; it is probably not the case that the line should be included in the ;; reversal; it isn't difficult to add it afterward. (or (and (eolp) (not (bolp))) (progn (forward-line -1) (end-of-line))) (setq end (point-marker)) ;; the real work. this thing cranks through memory on large regions. (let (ll (do t)) (while do (goto-char beg) (setq ll (cons (buffer-substring (point) (progn (end-of-line) (point))) ll)) (setq do (/= (point) end)) (delete-region beg (if do (1+ (point)) (point)))) (while (cdr ll) (insert (car ll) "\n") (setq ll (cdr ll))) (insert (car ll))))) takk@deb9:~/tmp$
とりあえず、このソースについて理解していこうと思います。
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