今回はcalcsを使います。
ファイルのアクセス権の表示や変更をしてくれるコマンドです。
cmd上で、ヘルプから確認してみます。
Microsoft Windows [Version 10.0.17763.253] (c) 2018 Microsoft Corporation. All rights reserved. C:\Users\takk>cacls 注意: CACLS の使用は推奨されていません。ICACLS を使用してください。 ファイルのアクセス制御リスト (ACL) を表示または変更します。 CACLS ファイル名 [/T] [/M] [/L] [/S[:SDDL]] [/E] [/C] [/G ユーザー名:アクセス権] [/R ユーザー名 [...]] [/P ユーザー名:アクセス権 [...]] [/D ユーザー名 [...]] ファイル名 ACL を表示します。 /T 現在のディレクトリとすべてのサブディレクトリにある 指定されたファイルの ACL を変更します。 /L ターゲットではなくシンボリック リンク自体で動作します /M ディレクトリにマウントされたボリュームの ACL を変更します /S DACL の SDDL 文字列を表示します。 /S:SDDL ACL を SDDL 文字列で指定されたもので置き換えます (/E、/G、/R、/P、または /D では無効)。 /E ACL を置き換えずに編集します。 /C アクセス拒否エラーを無視して、アクセスを続行します。 /G ユーザー名:アクセス権 指定されたユーザーにアクセス権を与えます。 アクセス権: R 読み取り W 書き込み C 変更 (書き込み) F フル コントロール /R ユーザー名 指定されたユーザーのアクセス権を失効させます (/E オプションと共に使用)。 /P ユーザー名:アクセス権 指定されたユーザーのアクセス権を置き換えます。 アクセス権: N なし R 読み取り W 書き込み C 変更 (書き込み) F フル コントロール /D ユーザー名 指定されたユーザーのアクセスを拒否します。 複数のファイルを指定するには、ワイルドカードを使用できます。 複数のユーザーを指定できます。 省略形: CI - コンテナー継承。 ACE はディレクトリに継承されます。 OI - オブジェクト継承。 ACE はファイルに継承されます。 IO - 継承のみ。 ACE は現在のファイル/ディレクトリに適用されません。 ID - 継承済み。 ACE は親ディレクトリの ACL から継承されました。 C:\Users\takk>
いきなり、「CACLS の使用は推奨されていません。」
と言われてしまいました、
ICACLSを使った方が良さそうなのですが、違いを知るためにも、まずはCACLSを使ってみます。
C:\Users\takk\Desktop>echo HELLO > test.txt C:\Users\takk\Desktop>cacls test.txt C:\Users\takk\Desktop\test.txt <アカウント ドメインが見つかりません>(ID)F NT AUTHORITY\SYSTEM:(ID)F BUILTIN\Administrators:(ID)F DESKTOP-TRO4JUU\takk:(ID)F C:\Users\takk\Desktop>
他のユーザにフルコントロールの権限を与えてみます。
C:\Users\takk\Desktop>net user \\DESKTOP-TRO4JUU のユーザー アカウント ------------------------------------------------------------------------------- Administrator DefaultAccount Guest takkc takk testuser2 WDAGUtilityAccount コマンドは正常に終了しました。 C:\Users\takk\Desktop>cacls test.txt /g testuser2:f よろしいですか (Y/N)?y 処理ファイル: C:\Users\takk\Desktop\test.txt C:\Users\takk\Desktop>
ファイルの権限を確認。
C:\Users\takk\Desktop>cacls test.txt C:\Users\takk\Desktop\test.txt DESKTOP-TRO4JUU\testuser2:F C:\Users\takk\Desktop>
あれ、testuser2にしか権限がついてません。
他のユーザの権限は消えてしまったのでしょうか。
一応、プロパティでも確認すると、
testusr2しか表示されません。
このファイルを削除しようとすると、もちろん。
つづく
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