今回はcalcsを使います。
ファイルのアクセス権の表示や変更をしてくれるコマンドです。
cmd上で、ヘルプから確認してみます。
Microsoft Windows [Version 10.0.17763.253]
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C:\Users\takk>cacls
注意: CACLS の使用は推奨されていません。ICACLS を使用してください。
ファイルのアクセス制御リスト (ACL) を表示または変更します。
CACLS ファイル名 [/T] [/M] [/L] [/S[:SDDL]] [/E] [/C]
[/G ユーザー名:アクセス権] [/R ユーザー名 [...]]
[/P ユーザー名:アクセス権 [...]] [/D ユーザー名 [...]]
ファイル名 ACL を表示します。
/T 現在のディレクトリとすべてのサブディレクトリにある
指定されたファイルの ACL を変更します。
/L ターゲットではなくシンボリック リンク自体で動作します
/M ディレクトリにマウントされたボリュームの ACL を変更します
/S DACL の SDDL 文字列を表示します。
/S:SDDL ACL を SDDL 文字列で指定されたもので置き換えます
(/E、/G、/R、/P、または /D では無効)。
/E ACL を置き換えずに編集します。
/C アクセス拒否エラーを無視して、アクセスを続行します。
/G ユーザー名:アクセス権
指定されたユーザーにアクセス権を与えます。
アクセス権: R 読み取り
W 書き込み
C 変更 (書き込み)
F フル コントロール
/R ユーザー名
指定されたユーザーのアクセス権を失効させます
(/E オプションと共に使用)。
/P ユーザー名:アクセス権
指定されたユーザーのアクセス権を置き換えます。
アクセス権: N なし
R 読み取り
W 書き込み
C 変更 (書き込み)
F フル コントロール
/D ユーザー名 指定されたユーザーのアクセスを拒否します。
複数のファイルを指定するには、ワイルドカードを使用できます。
複数のユーザーを指定できます。
省略形:
CI - コンテナー継承。
ACE はディレクトリに継承されます。
OI - オブジェクト継承。
ACE はファイルに継承されます。
IO - 継承のみ。
ACE は現在のファイル/ディレクトリに適用されません。
ID - 継承済み。
ACE は親ディレクトリの ACL から継承されました。
C:\Users\takk>
いきなり、「CACLS の使用は推奨されていません。」
と言われてしまいました、
ICACLSを使った方が良さそうなのですが、違いを知るためにも、まずはCACLSを使ってみます。
C:\Users\takk\Desktop>echo HELLO > test.txt
C:\Users\takk\Desktop>cacls test.txt
C:\Users\takk\Desktop\test.txt <アカウント ドメインが見つかりません>(ID)F
NT AUTHORITY\SYSTEM:(ID)F
BUILTIN\Administrators:(ID)F
DESKTOP-TRO4JUU\takk:(ID)F
C:\Users\takk\Desktop>
他のユーザにフルコントロールの権限を与えてみます。
C:\Users\takk\Desktop>net user \\DESKTOP-TRO4JUU のユーザー アカウント ------------------------------------------------------------------------------- Administrator DefaultAccount Guest takkc takk testuser2 WDAGUtilityAccount コマンドは正常に終了しました。 C:\Users\takk\Desktop>cacls test.txt /g testuser2:f よろしいですか (Y/N)?y 処理ファイル: C:\Users\takk\Desktop\test.txt C:\Users\takk\Desktop>
ファイルの権限を確認。
C:\Users\takk\Desktop>cacls test.txt C:\Users\takk\Desktop\test.txt DESKTOP-TRO4JUU\testuser2:F C:\Users\takk\Desktop>
あれ、testuser2にしか権限がついてません。
他のユーザの権限は消えてしまったのでしょうか。
一応、プロパティでも確認すると、
testusr2しか表示されません。
このファイルを削除しようとすると、もちろん。
つづく


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