今回は、/resetです。
ICACLS <名前> /reset [/T] [/C] [/L] [/Q] すべての一致するファイルについて、ACL を継承された既定の ACL と置換します。
説明を読んでも、よくわからないので、使ってみましょう。
いつものように実験ファイルを作ります。
C:\Users\takk\Desktop>echo HELLO > test.txt C:\Users\takk\Desktop>icacls test.txt test.txt S-1-5-21-282166592-494520350-4258074492-1003:(I)(F) NT AUTHORITY\SYSTEM:(I)(F) BUILTIN\Administrators:(I)(F) DESKTOP-TRO4JUU\takk:(I)(F) 1 個のファイルが正常に処理されました。0 個のファイルを処理できませんでした C:\Users\takk\Desktop>
では/resetします。
C:\Users\takk\Desktop>icacls test.txt /reset 処理ファイル: test.txt 1 個のファイルが正常に処理されました。0 個のファイルを処理できませんでした C:\Users\takk\Desktop>icacls test.txt test.txt S-1-5-21-282166592-494520350-4258074492-1003:(I)(F) NT AUTHORITY\SYSTEM:(I)(F) BUILTIN\Administrators:(I)(F) DESKTOP-TRO4JUU\takk:(I)(F) 1 個のファイルが正常に処理されました。0 個のファイルを処理できませんでした C:\Users\takk\Desktop>
変化なしです。
では他アカウントへ権限を付与してみます。
C:\Users\takk\Desktop>icacls test.txt /grant testuser2:f 処理ファイル: test.txt 1 個のファイルが正常に処理されました。0 個のファイルを処理できませんでした C:\Users\takk\Desktop>icacls test.txt test.txt DESKTOP-TRO4JUU\testuser2:(F) S-1-5-21-282166592-494520350-4258074492-1003:(I)(F) NT AUTHORITY\SYSTEM:(I)(F) BUILTIN\Administrators:(I)(F) DESKTOP-TRO4JUU\takk:(I)(F) 1 個のファイルが正常に処理されました。0 個のファイルを処理できませんでした C:\Users\takk\Desktop>
/resetを実行すると、この付与した権限が元に戻る、つまり削除されるんだろうと思います。
実行してみます。
C:\Users\takk\Desktop>icacls test.txt /reset 処理ファイル: test.txt 1 個のファイルが正常に処理されました。0 個のファイルを処理できませんでした C:\Users\takk\Desktop>
さて、アクセスリストはどう変わってるでしょうか。
C:\Users\takk\Desktop>icacls test.txt test.txt S-1-5-21-282166592-494520350-4258074492-1003:(I)(F) NT AUTHORITY\SYSTEM:(I)(F) BUILTIN\Administrators:(I)(F) DESKTOP-TRO4JUU\takk:(I)(F) 1 個のファイルが正常に処理されました。0 個のファイルを処理できませんでした C:\Users\takk\Desktop>
予想通り元に戻りました。
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